薄氷
- 3月29日
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更新日:3月29日
カーテンの隙間から差し込む薄明かり。
夜が明けるのが早くなった春。
心の薄氷にそっと指をつけて罅を作る。
イノセンスを纏った君はまだ寝ているのだろうなと想う。
早朝はいつもそう想う。
そう想っているといつも懲りずに薄氷を指で強く押してしまう。
そこにあいてしまった穴を見て、僕は何をしているのだろうと、はっとする。
しかし深夜から明朝にかけてまた穴は埋まっていく。
氷解せずにまた薄く凍り埋まっていくのだ。
そして翌朝、僕はまた懲りずに指で穴を開けてしまう。
