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ソフトフォーカスの花

​散文

  いまの自分ってさ、

     過去でできてんだよ。

乾燥した野花のクローズアップ

雨の降る休みの朝、音楽だけ流れるラジオを流して紅茶を飲んでいたら、

Katy Perryの歌声が聴こえてきた。

あまり好きな曲調では無かったのだけれど、何とは無しに言葉を耳で追っていると〝God knows that I tried〟というフレーズがあった。

僕は自分で自分をずっと認めてあげる事ができずにいる。

だから胸の奥が締め付けられた気がした。

自分では無い何かは自分を認めてくれているだろうかと。


実は最近とてもツラい気持ちで過ごしていて、寄りかかれる場所もなくて、だけど立ち向かうしか無くて。宿命なのだろうけれど、仲間はいるのに一人ぼっちだった。


〝God knows that I tried〟

いつか、だれかが寄りそってくれるまで。

この言葉を支えに。

人を愛するって傷を負うよね。

血の滲んだ魂にガーゼを当ててなんとか凌いでも、

傷が瘡蓋になっても、またすぐに新しい傷ができてしまう。


そういえば、今度沖縄に行くのだけれど、とっても昔に石垣島の子と付き合っていたことがある。〝沖縄〟という地名を聞くだけでいつも想い出す。

いつかの夏、僕の雇い主だった人が主催した渋谷での音楽イベントの打ち上げの時、共にローディーをやっていたあの子とよく目が合うなぁって思ってた。しばらく過ごしていくうちに好きですって言ってもらえて。

最後に会ったのは僕が初めて沖縄に行った時。

真夏の太陽の下。ハグして別れた。

AGFAのカメラで撮ったようなザラザラした淡い色の想い出。

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